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びんご こぼれだま
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「びんご○かじり」で紹介しきれなかったぶんまで
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第47回 しまなみスポーツクラブ 芝生を植える取り組み

2008/07/23 13:37
「子供の頃から裸足で走り回れる芝生には魅力があります」

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尾道市因島三庄町にあるしまなみスポーツクラブは60歳代を中心に運動サークル、文化サークルの活動で「元気ある町づくり」と「健康な体力づくり」を目的に6年前に結成され、少しでも町に貢献できればという思いから2年前にNPO法人を取得、更なる新しい活動へと展開している団体。

この団体の事務所の隣にある三庄中学校が近隣の中学校との合併により2010年3月の閉校が決まりました。
さぁ、残ったグラウンドはどうなるの?
しまなみスポーツクラブではこのグラウンドに芝生を植えて町の人たちの憩いの場にしましょうという活動を開始、6月に試験段階でグラウンドの端1000uに芝生を植えつけました。
今はちょろちょろですが10月くらいには立派に生え揃うんじゃないかというお話ですよ。

芝生を植えるに当たって参考にされたのが、鳥取市のグリーンスポーツ鳥取が提唱している「鳥取方式」と呼ばれるもの。
これは、安くて、強くて、維持管理が簡単な芝生を使って校庭を芝生化しましょうというものなんですが、しまなみスポーツクラブでもこの条件に見合ったバミューダグラスという品種を使って育てております。

芝生の効用はいろいろありまして。
まずは環境的によいよっていうこと。
地球温暖化対策に緑は必須。CO2削減にも繋がりますよね。
そして意外なところだと砂埃の抑制。
今みたいに校庭の土が乾いてると砂埃が飛んできて大変なお宅もあると思うのです。
芝生を植えると砂埃が減ったんですって。へぇ〜、ですよね。
あと、これはスポーツ選手にお得なお話だと思うのですが。
芝生だと転んでも怪我をしにくい天然のクッションになるということから砂地に比べると「転んで怪我したくないよー」という受け身の固さが身体からなくなって歩幅が伸びたり運動能力も上がりやすいのだそうです。
確かに芝生だとスライディングとか平気でやっちゃいそうですよね。

6月の芝生の植え付けには小中学生や町の人たち、巡回に来られていた自衛隊の方々と、みんなで一緒に植えて、今の時点でも充分に「町のみんなの芝生」になっています。
水遣りも毎日の担当を決めて中学校の敷地内にある井戸の水を使っているそうで本当にエコでございます。

これからコミュニケーションの場として、環境に優しく健康にもいい芝生で地元の皆さんが憩えたらいいですね。
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第46回 田尻を愛する会の活動

2008/07/23 13:08
「生物環境がそのままの状態で残っている。これが自然海岸です」

鞆の浦へ行く途中にある福山市田尻町には高浜海岸という自然海岸があります。
その自然海岸は随分昔から埋め立ての危機と戦っておりまして。

「自然海岸を守りたい!!」

という思いから1992年に発足されたのが「田尻を愛する会」
春に杏祭りを企画されたり、初夏に生き物観察会を行なったり。
本当に田尻の自然と景観を愛していらっしゃる方々なんですよ。

高浜海岸で見られる生き物は、ハゼ、カニ、瀬戸内海に住んでいるイシガニ、他にも本当にたくさん。
それらの生き物はみんな食物連鎖と自然環境からいただいている役目を担って生きております。
例えばフナムシ。
うぞぞぞぞ、と這って素早く移動していく様はどうしても気持ち悪くて苦手なんですが、このフナムシもしっかりと役目があるのです。
彼らの役目は「海の掃除屋」
海岸に流れ着いた魚の死骸などを食べてくれる。
フナムシがいなかったら海岸は腐敗と汚れで大変なことになってしまうのだそうですよ。
そう考えると彼らも自然界にいてくれなくては困る大切な生き物なんです。

どの生き物も植物もそこにいるからこそ自然が成り立っているということを知ってもらう為に「田尻を愛する会」では「たじり自然海岸 大いなる生命のいとなみ」というA4版 28ページからなる子供向けの冊子を今年の春に1000部発行しました。
ヤドカリの兄妹、ヤドくんとカリ子ちゃんが自然海岸を案内してくれながら自然と環境について考えさせてくれるという非常に読みやすく力の入った冊子。
市内では田尻町内の幼稚園、小学校、学区にあたる中学校に配布、あと学校を含めた公的機関や図書館にも寄贈されているそうです。
もしも見かけたら是非読んでみて下さい。
カラー写真も多くて思わず自然海岸に行きたくなってしまうかもしれませんよ。
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第45回 三原環境マップ 久井

2008/07/11 15:58
「夏真っ盛り。ハイキングがてらいかがでしょう?」

これが三原市役所今まで発行された三原環境マップ。
2005年から毎年1冊ずつ刊行していました。

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第1弾 谷を一周しながら自然を楽しむ三原市の「宗郷谷」
第2弾 新高山城跡を巡る史跡と自然が楽しめる本郷町の「新高山」
第3弾 水辺の自然に触れられる大和町の「白竜の里」

で、今回発行されたのが第4弾 久井町を紹介した「くいの里」

特徴として挙げられるのは何と言っても岩海。
自然現象で剥がれた岩が規則的に並んで風化して丸みを帯びた岩石として残っている様はまさに岩の海。
昭和30年代のうちに国指定の天然記念物となり、2007年には「日本の地質100選」にも選ばれているすごい場所だったりするのです。
そして地層が日常的な場所に点在しているのも久井の特徴。
地質の不思議が久井の魅力の一つともいえるかもしれません。

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他にも畝山家族旅行村や天文台、羽和泉の健康の和泉、吉田山甌穴群、莇原の石畳など、冒険心をくすぐる場所が盛りだくさん。

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今回、メインとなっている岩海のマップには3種類のコースと!!ポイントと??ポイントを初めて作ってみたというのもポイントです。
いちばん短い「ポイントコース」のんびり遊べる「ゆったりコース」全部を堪能できる「まるごとコース」の3種類。
入り口以外はそんなに険しい道でもないので探検気分で行けばまるごとコースでもOKだと思います。
あと!!ポイントには人間が寝転がれるほどの大岩、??ポイントには足音が返ってくる不思議な場所もありますので、マップを片手に遊びに行ってみてください。
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第44回 クロスロード御調野菜市主催の田植えイベント

2008/07/11 15:41
「いただきますの重みを知ってほしいな」ということで始めてみました。

田植えの前に「お米のお勉強」というものがありました。
お米の品種、育ち方の違う種類、お米一粒からはえた苗から800粒のお米が取れるようになるという驚きの知識をたくさん教えていただきました。

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ちなみに今回植えたのは「ヒノヒカリ」
肥後の国=熊本県で品種改良されたお米です。
温度で育つ「早生」と日の短さで育つ「晩生」の両方の特性を持つ「中性」という種類。
美味しいお米なんだそうですよ。

こちらが田植え会場。
苗がたくさん!!
ちゃんと今回の為に立て看板もしてありますよ。

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さぁ、田植え開始!!

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初めての田植え、本当に楽しかったです。
親子参加がほとんどだったんですが、子供さんはもちろん親御さんもすごく楽しんでいらっしゃって。
お昼ごはんには御調でとれたお米のおにぎりとトマトとお漬物。
これがまた美味しい!!
農家の方々ならではの本当に素敵なお昼ご飯でした。

来年は芋掘りを企画されているとか。
私も子供の頃は芋の木に実がなると信じて疑ってなかったんですが、実際は土の中にあるんですよねぇ。
今もやっぱり知らない子供たちが多いのだとか。
子供たちに野菜のこともいろいろ知ってもらってまた楽しい体験をしてもらいたいですね。
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第43回 新市図書館の取り組み

2008/07/11 15:22
「めざせ! エコロ人 〜できることから始めよう〜」 より

新市図書館は3年前にできた図書館なんですが、3年間ずっと6月の環境月間に合わせてエコロジー本の展示を行なっているのだそうです。

こういうテーマ展示は目的の本が探しやすく、掘り出し物まで見つけることができてしまいます。
ズバリ!! オススメです。

ちなみに私は「環境関係のお仕事」と「絶滅した動物たち」という本がお気に入りです。
前者は環境関係のお仕事の種類やなるにはどうすればいいかが書いてあり、後者は絶滅させてしまった人間のひとりとしてちょっと胸が痛む絵本です。

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こんなにたくさんの環境の本たち。
普段はそれぞれいろんなコーナーに点在している本が一堂に集結!!
興味のあるエコはどれですか?

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ちなみに館長オススメの本は「地球温暖化 沈みゆく楽園ツバル 〜あなたの大切なものはなんですか?〜」という写真集のような本。
美しいツバルの景色や暮らす人々、子供たちが描いたそれぞれの大切なものの絵。
これは私も是非見てみたいと思っています。
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第42回 キャンドルナイト in 福山 2008

2008/07/11 15:09
※そろそろ時間が取れなくなってきましたので、環境関係の写真をたくさん載せていこうと思います。


ちなみに今年のキャンドルナイトの模様はこちらから。
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第41回 堂々川ホタル同好会の活動

2008/06/13 16:55
「子供たちが帰ってこれる故郷を守っていきたいから続けたい」

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福山市神辺町下御領、神辺カントリークラブに向かう途中にある堂々公園と堂々川。
ここでは堂々川にホタルを呼び戻そうと2006年から堂々川ホタル同好会の人たちが活発に活動を続けている。
会員数は113人。年配の人がほとんどだが小学生も20人ほど参加してるそうで、ちょうどおじいちゃんおばあちゃんと孫が一緒に活動しているような感覚。

ホタル同好会の活動は大きく分けて2つある。

まずひとつめは川の定期的な清掃。

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ホタルが育ちやすい環境を、ということで。
主には草刈り、そして不法投棄などを取り除くいわゆるゴミ拾い活動。

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ほら、これなんかは業者の捨てていったゴムパイプ。
一般の方が捨てたゴミよりもこういうゴミの方が若干多いみたい。
ホタル同好会の方々の活動が始まる前は他にもテレビや冷蔵庫のような電化製品の不法投棄もたくさんあったんだそうですよ。
今は見違えるようにきれいで、季節折々の花も植えられて少しずつ大きくなっているみたいです。
春には水仙、初夏には紫陽花、秋には彼岸花が咲くそうですよ。


そしてもうひとつの活動というのが砂留めの保護と清掃。

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砂留めというのは洪水の際の土石流が下流に流れないように川の流れの中に石を積んで築かれた堤防のようなもの。
土石流を防ぐ為なので石がどこまでも高く頑丈に積み上げられた様はまるで巨大な石積みの壁。
堂々公園にある砂留めは6基。
日本最古のものといわれている国の有形文化財で、中でも一番奥にある第6砂留めは高さ13.3m、幅55.8mという日本最大級ともいわれる大きさ。
貴重な歴史史跡なわけですが、もったいないことにホタル同好会の方々が活動を始める前はほったらかしで草ぼうぼう。石積みの間に木までがはえてあわや崩壊の危機と思われるような場所まであって大変な状態だったそうで。
少しずつ草刈りや整備を繰り返し、今では川と同様、元の威厳を取り戻しつつあります。

近日中に草刈り作業が行なわれる第1砂留め

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第2砂留め

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第3砂留め

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第4砂留め

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第5砂留め

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日本最大級との声も高い第6砂留め

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沿道には四季折々の花も植えられ、ホタル以外の時期も散歩で楽しめるようにきれいに整備されています。


活動の中での経験は子供たちの心に大きく残るだろうし、史跡は町の宝としていつまでも遺されていきます。
いつまでも胸を張れる美しい故郷であってほしい。
そんな思いを守っておられる団体さんなのです。

今年からはホタルの養殖にもチャレンジしようと張りきっておられる堂々川ホタル同好会の皆さんの今後の活動に期待したいですね。
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第40回 せら夢公園の自然観察園

2008/06/13 16:23
「人と自然との関わりっていうのをテーマにやっていきたいな、と」

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広島県中東部の緩やかな高地にある世羅郡世羅町世羅台地の土地の特徴は粘土質の土と天然の湧き水による湿地が数多くあるということ。
湿地特有の生き物や植物も多く生息していることから環境省が定める「日本の重要湿地500」にも選ばれているほど貴重な湿地が広がっているんです。

この世羅に2006年4月14日に開園したのがせら夢公園

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ミニチュアガーデン、のんびり公園など5つの広場があるんですが、とにかく広いっ!! 緑がたくさんで遊歩道もきれいに整備してあり、大人も子供も楽しめるコミュニケーション施設です。
このせら夢公園の開園2周年に合わせ、今年の4月12日に新たに自然観察園が誕生しました。
広さは3ha。昔使われていた棚田を整備して作られた、湿地を主とした観察園になっていて、湿地特有の植物や生き物を見ることができるんです。

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この自然観察園の植物については世羅のいろんな湿地から少しずつ土をいただいてきたものからはえたんだと伺いました。
まるでタイムカプセルのように放棄農地の乾いた土から絶滅寸前だったりもういなくなったと思われていた植物や生物の卵が甦ったのだとか。
自然というのは強いですね。
だからここにある自然は世羅そのもの、いわゆる世羅のミニチュア版というわけです。
より自然に近づける為の工夫としてはできるだけ人工物で生態系を塞がない心配りがされてます。
水を流す為の溝も町で見かける深い三面溝なんかじゃなく浅い窪地みたいなつくりになっていて、横には畦道がある、みたいな感じ。
アスファルトで舗装されている箇所にも随所にチップが敷き詰められていたり、水→湿地→陸地という生物の棲み処の周囲の自然を途切れさせないように繋がりを保たせている。
よくよく考えたら水で泳ぐおたまじゃくしは大きくなるとカエルになって陸地に上がるわけだし、絶滅危惧種と言われているヒョウモンモドキというチョウだって幼虫期は湿地にあるキセルアザミの葉を好んで食べるけど蝶になると陸地にあるノアザミの蜜を好んで吸う。
水だけあってもダメだし、湿地だけでもダメ、陸地だけでもダメ。
全部が繋がってないとどの生き物も生活できない。
あと、ここだけの話、昆虫でも近親交配はあんまりよくないんですってよ。
だから生息区域は多区域に分布してるのがいちばん好ましいんだって。
生き物の生活する場所を人間が追いやることも本当はNG。
人間と生き物が無理なく共存できる工夫をしていくことが私たちの日常でも必要ってことですよね。

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農業と生き物はすごく関わりがある。
農業を守ることは故郷を守ることにも繋がる。
これがもうひとつの自然観察園からのメッセージ。
農業と生き物と人間と自然というのは輪のように繋がっているんですって。
自然観察園で見たような自然で農家の方が農作物を育てて、その新鮮な野菜や加工食品を私たちは食べている。
そういう関わりを感じられたら素晴らしいですよね。

あと、オススメなのはやはり自然観察!!

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私は取材を忘れて2時間遊んでました(大笑)
トノサマガエルもヤゴも初めて見たし、ハッチョウトンボにお目にかかれるなんて思ってもみませんでした。
取材に行った日は主任さんにいろいろ案内していただいたんですが、おたまじゃくしとカエルの種類やヤゴの生態やチョウの幼虫の身体のつくりについてなど、そりゃもういろいろ教えていただけて。
子供のように遊んでました。ホントです。
子供さんもハマること間違いなし。
お父さん、お母さん、子供の頃の記憶を頼りに子供たちと遊んでみてはいかがでしょうか。
子供の頃、学校の帰り道でよく見かけた野草や草花もあって本当に楽しいですよ。

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第39回 芦田川一斉清掃

2008/05/29 11:46
「私たちの母なる川・芦田川に関心を持っていただければ」

6月は環境月間。
その中でも6月5日は「世界環境デー」
それに合わせて福山市では毎年6月の第一日曜日を「芦田川を守る日」として1974年から市を挙げての芦田川一斉清掃が福山明るいまちづくり協議会主催で行なわれています。

きっかけは本流ではなく市街を流れる支流の道三川。
高度成長で汚染されてしまった道三川をきれいにしようと立ち上がった住民の清掃活動が最初なのだそうです。
それからずっと続けられているこの活動は1982年からは広島県一斉で行なわれる「空き缶等散乱ゴミ追放キャンペーン」と一体化した活動としても取り組まれているなかなか大きな行事なんです。

道三川清掃の第1回では3000人が参加されたそうですが、掃除区域を芦田川本流と市の入り口であるJR福山駅周辺に広げた近年では参加者は1万1500人に増加。
一昨年、2006年からは協働のまちづくりを更に本格的にということで、神谷川・高屋川・加茂川・服部川・吉野川・有地川・本郷川・藤井川・山南川という芦田川の支流や市内の主な川も同時に一斉清掃することになったそうで、市内の川の多さにもびっくりしてしまいます。

さて、この30年以上にもわたって続けられてきた活動ですが。
最近では市民の方やボランティア団体の方が川周辺のゴミを定期的に拾われたりという姿を見受けられるようになったとか。
環境問題に関心を持ち始めている市民の方が増えてきているということですよね。

川の掃除は力もいるし、たくさんのゴミを拾い集める作業は本当に大変です。
でもその後のきれいになった川の清々しさは見るとちょっとした達成感ですよ。

今年の開催日は6月1日(日) 7:00〜

時間はちょっと早いですが、早起きをして近隣の川のゴミ拾いで初夏の朝に爽やかな汗を流してみてはいかがでしょうか。
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第38回 みどりの愛護表彰 伊尾小学校の取り組み

2008/05/26 16:57
「伊尾の地域はとても自然豊かで教育資源がたくさんあります」

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4月19日。
日本全国で地域の緑化活動に貢献した団体を表彰する「みどりの愛護」の功労者として全国91団体が表彰を受けた中、唯一の小学校として世羅町の町立伊尾小学校が表彰を受けました。
さて、この小学校の取り組みのどんなところが表彰の評価に繋がったのかといいますと。

1:絶滅危惧種の保護

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伊尾小学校では平成12年度からギフチョウというアゲハチョウの仲間にあたる絶滅危惧種の蝶の保護活動を行なっているのです。
きっかけは八田原ダム。
八田原ダムの底に沈む地域に昔、ギフチョウの生息地があったのです。
このままでは棲む場所がなくなってしまう、ということで、生息地に環境の近い伊尾の某所にギフチョウを移動させたというわけです。
ギフチョウは別名「春の女神」というのだそうで、写真を見てもわかりますけどきれいですよね。


2:課外授業「伊尾ふるさとタイム」

世羅の自然を学習に役立てようと伊尾小学校で行なわれている取り組みで、実はギフチョウの保護活動もこれになるんです。
1〜6年生までそれぞれ違う角度で自然と触れ合えるカリキュラムになっておりまして。

低学年:田植え、花や野菜を育てる
     これは自然と触れ合う活動の入り口のようなもので、厳密にはふるさとタ
     イムとは違うそうです。

3年生:芦田川の生き物観察
     近所に八田原ダムということは芦田川の上流域、ということで。
     芦田川の生き物を観察して生態を調べる学習をしており、昨年はヤゴを
     調べたそうですよ。

4年生:ダルマガエルの観察
     こちらも絶滅危惧種で神辺町の土地開発から逃れてきたんだそうです。
     田んぼに放してカルガモ農法ならぬダルマガエル農法で稲を栽培。
     無農薬無化学肥料のダルマガエル米はとても美味しいのだそうです。

高学年:ギフチョウの観察
     というわけで、高学年がギフチョウの保護活動の中心です。
     毎日、昼休憩に班交代で観察に行くのだそうです。
     今年は羽化を見られたと5年生の子が嬉しそうに話してくれました。

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その他にも学校と行政で協力して八田原ダム周辺の清掃を毎年7月に地域を挙げて行なっているそうで。
この地域と行政と学校の三者が一つになっての取り組みが表彰に繋がったんですね。

校長先生も生徒さんもいきいきとしていてうらやましいくらいでした。
たくさん息づいている世羅の自然を守り育てる活動を今後も続けていってほしいと心から応援したいですね。

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第37回 不要になった傘で作るエコバッグ

2008/05/15 12:52
「気に入っていた傘が今度はバッグになって一緒にいられるんです」

昨年、福山市では6月1日から7月31日までの2ヶ月間、スーパーや商店街などの参加協力店で300円以上のお買い物をした時にマイバッグを持参してレジ袋を断ると「レジ袋削減」としてもらえるエコシールを10枚集めて抽選会に応募しようという「エコでえ〜ことキャンペーン」というものが実施されたのですが、今年も5月30日(ゴミゼロの日)から昨年より2ヶ月長い期間で再び実施されることになりました。

それにむけて現在、傘の生地を利用したマイバッグというものが福山市生活学校連絡協議会の皆さんで作られています。
製作に使用した傘は市に協力してももらって集められた廃棄処分予定の傘およそ150本。
傘1本からバッグ2個が作れるという計算なのでおよそ300個の袋ができあがるというわけです。

この袋はエコでえ〜ことキャンペーンの期間中に開かれる「傘の生地で作るマイバッグ講座」などでお見本として配られるほか、お店の店頭で配られることもあるのではないかということです。
大きさは30x30とそれほど大きくはなく、手提げくらいの感覚でバッグに折り畳んで忍ばせておけるスグレモノ。
傘1つの生地で作ってももちろんOKですが、色柄の違う傘2つの生地を掛け合わせて作ると結構おしゃれなものや可愛いものができあがります。
昨年はレジ袋削減の講座として風呂敷の使い方を学びましょうという講座を数回にわたって開かれたということなのですが、風呂敷にしてもバッグにしても色柄を自分で選べるというおしゃれ感覚がいいと思いませんか?
傘の布地は雨や水にも強いという利点もありますし、自分が気に入って使っていた傘の布地なら思い入れもあったりしますよね。

まずは「エコロジー!!」「環境!!」と堅苦しく考えなくてもお気軽に持ってみてはいかがでしょうか。
最近はお店でもいろんなエコバッグを売っていますし、自分のセンスで選んだバッグにお買い物したものを入れて持って帰るって結構いいですよ。
おしゃれ感覚で持ってみて、それがたまたまリサイクルやレジ袋削減に繋がるならそれも面白いじゃないですか。
今はまだマイバッグを持ってないわ、という方も自分だけのエコバッグ、持ってみては?


ちなみに私のマイバッグは偶然ながら生地が傘に似ています。
無印良品で購入したんですが、折り畳みできて、結構入るし、意外と丈夫だし、使い勝手がいいのでいつもバッグに忍ばせて持ち歩いてます。
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第36回 「自然厨房コットン」のご主人の取り組み

2008/05/15 12:28
「少しでも心意気や技術を身につけて後世に伝えていけたらと」

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福山市から国道182号線で神石方面へまっすぐに走っていく途中の雨宮池の前にナチュラル風で可愛いレストランがあります。
ここが自然厨房コットン
4月15日で6周年を迎えたというこのお店では有機無農薬栽培のお野菜を料理に使っているのです。
サラダとか食べたら本当によくわかりますよ。
野菜の味がひとつひとつ贅沢に味わえるのです。

さて。
このお店では何故有機無農薬野菜を使用しているのか。
実はこれがご主人のこだわりということなんですが。
きっかけは13年ほど前のこと。
岐阜県は高鷲村にあるペンションでコックさんをする機会のあったご主人はそこの地元でほぼ自給自足で有機無農薬農業に勤しむ農家の方々やペンションのオーナーと関わっていく中で、都会のレストランと照らし合わせてみて「本当の食の安全というのはどういうことをいうのだろう」と考えるようになったのだとか。
折りしもその時代はファミレスが台頭し始めてきた頃であり、冷凍食品も増えてきた「インスタント時代」が到来した頃。
添加物、有機無農薬野菜とそうでない野菜と、どういう違いがあるのか。
そういう思いから「自然厨房コットン」は誕生したわけですね。

お店は内装も外装も自然素材にこだわるという力の入れ方。
リラックス空間で美味しい野菜を使った美味しいお料理を食べて癒される。
でも、ご主人の取り組みはそこで終わらなかったんです。

ご主人なんと、野菜を仕入れている神辺有機農園のおじいちゃんに弟子入りして現在も野菜作りを学んでらっしゃるのです。
数少ない有機無農薬野菜を作る農家さんであり、ふかふかの堆肥と微生物がいっぱいの畑を守っていらっしゃるのは年老いたおじいちゃんとおばあちゃん。後継者はなし。寂しい話ですよね。
有機無農薬栽培というのは難しいし、細心の注意がいるし、畑だって一朝一夕でできるものじゃない。
高等な技術もここまで遺してきた宝物もいつかなくなってしまうなんて嫌じゃないですか。
だからご主人が「自分で身につけて後世にこの技術や心意気を伝えられるなら」と手を挙げたのです。
毎日、職人気質のおじいちゃんから雷を落とされながらの修行の日々。
でも最近「好きに使っていい」と畑を少し貸していただけるようになったんですって。
これって認めてもらえたってことですよね?
今日もご主人は頑張って朝と夕方に畑を耕して野菜を作っておられます。修行しておられます。

こういうバトンの受け渡しもありなんじゃないかって私は思うんですよ。
有機無農薬栽培の技術と心意気は絶対になくしちゃいけない宝物です。
繫がりが消えてしまわないように、ずーっとずっと後世に伝えていけるように、今後の取り組みも応援していきたいと思っております。
頑張ってください!!
お店にもまた食べに行かせていただきます!!

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第35回 特定農事組合法人 ファーム夕日の里

2008/05/10 10:32
「楽しくできる農業いうんがいちばんの理想なんで」

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昨年度から福山市で始まった農業法人制度。
今年までの1年間で神辺・駅家・沼隈の3箇所に農事組合法人ができたとのことなんですが、今回はその中でもいちばん最初にできた特定農事組合法人「ファーム夕日の里」におじゃまさせていただきました。

ちなみに農事組合法人の前に「特定」がついてるのは、エコファーマーの認定をいただいているからなんですって。
このエコファーマーの認定も福山市では初。
なかなか最先端をリードしてくださってる農事組合法人さんみたいですね。

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ファーム夕日の里に加入している農家は現在75軒。
法人の土地として利用されている田畑は本拠地の八尋、山の反対側にある御領、県境にあることから岡山県井原市の合わせて18.7ha(東京ドームの約4倍の広さ)
広島県初の県をまたいだ特定農業組合法人でもあるファーム夕日の里は今年から作物を植えて本格始動!!

農業っていろいろと難しいんですね。
個人でやる場合と農業法人にした場合の違いをお聞きした時、いちばんに言われたのが、
「今の農業はね、損する農業なんで」ということ。
米価は安く、ちょっとした作物は全部輸入に頼られ、単価が安く大量に入ってくる輸入ものに日本の農業は立ち行きができず、どう頑張っても買い叩かれになってしまう。
農機具も高く、減価償却は本当に難しいのだそうです。
個人で続けるとなると本当にしんどいですが、法人にすれば少しは負担が楽になるのではないかとおっしゃってました。
まず反数が増えますから、まとめて多くの作物を作ることができますよね。
で、農機具もその広い反数からできる作物と比例させれば値段的に割合としてマシになる。
やっぱり最終的にはスケールメリットが大きな鍵を握ってるんですね。
それでもマシになることを今は期待している状態。
本当に農業がかかえてる問題は今も深刻なんです。

農業法人の面白いところはもうひとつ、作業を皆で和気藹々とできる楽しさがいいのだそうです。
個人でやるとどうしてもしんどさの目立つ作業ですが、昔のような三軒両隣の雰囲気がいいんじゃないかな、ともおっしゃっていましたよ。

さて。
ファーム夕日の里が特定農業法人になっている理由。
それは今年から作る「こだわり米」があるから。
この「こだわり米」は農薬・化学肥料をそれぞれ50%減という有機により近いお米なんです。
エコファーマー制度の規定は農薬・化学肥料をそれぞれ20%減ということなので枠を余裕でクリアーしているんですよ。

このこだわり米をはじめ、ファーム夕日の里で作られる作物で地産地消、商品のブランド化が図れたら嬉しいとおっしゃっていた皆さんは未来を見据えていい顔をされています。
何年か後にはファーム夕日の里のお米や野菜が地元の皆さんの食卓に並ぶようになるとよいですよね。

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第34回 農業応援制度 集落法人とエコファーマー

2008/04/23 11:04
「自分たちの農業と地域を守る為に農村に元気になってもらえれば」

集落法人とエコファーマー。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは両方とも農林水産省が推奨している農業応援制度です。
これらの制度が福山市でも推奨されるようになりました。

まず集落法人制度について。

こちらは文字通り、田畑を企業化してみませんか、という試み。
田畑は作物を作り出す工場、農家の方々はそこで働く従業員というかたちになるわけです。
法人に参加した農家の方々で仕事のシフトを作成し、時給換算で働くことになるんですが。
いちばんのメリットはやはりスケールメリットと呼ばれるもの。
経営の規模が拡大される形になるので個人でやっていた時に比べると資材を購入するにしても作物を販売するにしても取引交渉が楽になったり、機械器具や農地を効率よく利用できることからコストダウンも図れるということでかなりいい条件が揃っているのではないかと思います。
ただデメリットもあるにはありまして。
企業体になるわけですから、仕事が軌道に乗るまでの1〜2年はしんどいそうです。
初年度は売るものはなくともお給金は払わないといけないですし、会計処理も複雑になってくるそうで、経理に詳しい方が必要にはなってきますよね。

この集落法人制度、地形の複雑さからか、広島県は法人の多さNo.1らしいです。
特に庄原など広島県の奥の方は多いのだとか。
平野が少ない僻地などで困っている農村地帯にはオススメの制度らしいです。
実際に集落法人で作られたお米がスーパーの店頭にならんだりもしていますし、集落法人の農村オリジナルブランドが作られていくとまた活性に繋がりますよね。


お次はエコファーマー制度について。

こちらはお助け制度というよりは資格みたいなものです。
化学肥料・農薬共に20%減という基本原則に基づいてこの枠をクリアーできた農家さんに贈られる認定なのです。
スーパーでもたまーにこういうマークがついてるお野菜なんかがありますのでチェックしてみてください。
農家の方にとっては有機栽培への第一歩にもなるんではないかという制度です。


これらはそれぞれ独立した制度です。
まずはみんなが「自分たちの農業と地域を守ろう!!」という思いや興味を持ってくれること。
そしてこれらの制度を利用することで農村が元気になっていけばいいですよね。
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第33回 尾道ふれあいの里 ヤマザクラ植樹

2008/04/10 12:39
「植林と一口に言っても植える木を選ぶのは簡単じゃないんです」

尾道市御調町にある「尾道ふれあいの里」敷地内にはおよそ28.7ha(東京ドーム6個分)の松林がありました。

がっ!!

ここも最近目立っている松枯れの被害でぼっろぼろになってしまったんです。
これでは防災の役目も保水の役目も果たせない。
ということで、尾道市では「ひろしまの森づくり県民税」を財源に充て、松枯れした松を伐採、その後にヤマザクラを植えるという事業を2010年3月完成を予定に取り組んでいます。

さて。
中国地方は松の自生区域が多い為に特に松枯れが目立つわけですが。
原因はマツノザイセンチュウという外来種のセンチュウなんだそうです。
北米から輸入されてきた木材にくっついてやってきたマツノザイセンチュウは日本に元々いたマツノマダラカミキリに寄生することで松から松へ移動、次々に枯らしていったわけです。
タチが悪いのはマツノマダラカミキリの生態。
このカミキリ、弱った松にしか卵を生まないのだそうで。
てことは、そこでまたマツノザイセンチュウが寄生するでしょ、でもってまた松から松へと渡り歩いて枯らしていくという……そんな悪循環が昭和40年代を皮切りに昭和54年ピークまで続いていたのだそうです。
一応、農薬散布で悪化は食い止めたそうなんですが、薬害等の影響で最近は行なってないそうです。

松の後に植えるものは何にしようということなんですが。
ヤマザクラを選んだ理由は2つ。

・広葉樹は針葉樹に比べて根が深くてどっしり育つ
・尾道の市の花はサクラ


ということで。
ソメイヨシノを選ばなかったのは山や森林に適しているものがよかったということから。
防災・保水両面での期待と市のシンボルを兼ね備えたのがヤマザクラだったというわけです。

「尾道ふれあいの里」はいろいろな方々が訪れる施設。
市民の皆さんが季節の美しさや森林と身近に触れ合える機会として、この事業が成功するといいですよね。
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第32回 森のおさるさん 桜植樹

2008/04/04 13:44
「まずいちばんは”何を目的で何をしようとするのか”を明確にすることです」

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梨羽城跡に桜を植えようと2001年から活動を続けてきたNPO法人「森のおさるさん」が3月23日、とうとう最後の桜の植樹を終了しました。

7年前は松枯れの松や倒れた木で足を踏み入れる場所もない荒れ山だった梨羽山。
どうやって整備していったのかをお聞きしてみたところ、最初はひたっすら頂上まで道を繋げていくことだけを考えて実行していったのだそうです。
ただでさえ山を知ってる人ならさじを投げるレベルの荒れ果てっぷりですからね。
結果が遠すぎて見えないのでは誰の心も動かないのではないかと思っての発想だったそうですが、おかげで人の輪も徐々に広がり、道を頂上まで繋げた後は象徴となる桜を頂上に植え、今度は下方へ向けて桜植樹作業を始めていったということなんですね。
この作業、7年って早いのか遅いのかはわかりませんが、確実に目標へ到達したというこのパワーって誇らしいことですよね。
今では梨羽山には2000本の桜が植わっているとか。
見頃の4月2〜3週になるとお花見もできるそうですよ。

最後の植樹に植えたのは。
桜:40本  紅葉:20本  西条柿:30本  富有柿:30本  栗:30本

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これは桜。

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これは紅葉。

私も植樹作業に参加させていただいたんですが。
山へ植樹するってすっごい体力いるんですね。
竹の根っこが地面に張り巡らされているからスコップじゃ全然歯が立たない。
大きな鍬で力一杯がんがん叩いて切って耕してそれから植える感じ。
自分の非力さ加減には泣かされましたね。
なので、参加されてるおじさま方に相当助けていただきながらの作業となってしまいました。
いやぁ、おじさま方ありがとうございます!!

桜のほかに柿や栗を植えたのは秋の収穫の楽しさも知ってもらいたいから、なんだそうです。
紅葉も秋の美しさを楽しむことができますしね。

第一目標の植樹を終えたら次は山と植えた木々の管理が待っています。
自然と人とはやっぱり切り離せない。
道を作って木を植えて「はい、おわり」じゃないんですね。
これからが大変だし、よみがえってきた自然を次代に遺すにはどうすればいいかなど、まだまだやることはたくさんあるのだそうです。
桜と歴史史跡。
これからもずっと町の人たちに愛され続ける梨羽城跡であってほしいですよね。

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第31回 辷石棚田農園の有機農業

2008/03/26 10:13
「有機野菜は栄養価も満点で本当に美味しいんです」

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府中市元山町の山間にある辷石棚田農園は2004年3月に定年退職を迎えた仲間たちで結成、主なメンバー5人で活動しているグループです。
荒れ放題だった棚田を活用して農薬や化学肥料を一切使わない有機野菜を栽培、現在は「安心! 広島ブランド」の認証を県から取得して府中の朝一などで販売なども行なっているそうですよ。

その辷石棚田農園が今回初めて定年退職者を対象とした有機農業研修生の募集を始めたというので3月9日にあった見学会に参加させていただきました。
集まった人数は予定していた人数を上回り、近くは府中、福山、遠くは倉敷や瀬戸田からやってきたという男女合わせて10人。
どの方も家に畑を持っていて、家庭菜園で無農薬有機野菜を作りたいという目標を持っている方ばかり。

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有機野菜ってちょうど昔のおじいちゃんおばあちゃん世代に食べてた野菜と同じくらいの栄養価があるんですって。
ほうれん草ならビタミンCが今のおよそ4倍、ミネラルが7倍くらいの栄養価。
で、柔らかくて甘みがあって本当に美味しいのだそうで。
いやぁ、食べてみたい!! 羨ましい!!

で、この違いはどこから来るのかっていうと肥料の違いなんだそうですよ。
化学肥料ってお手軽なんだけど一過性の肥料なんで結果的に土が痩せていくんだって。
芝や落ち葉で作った堆肥なら手間暇かかるけど土に混ぜ込むと土が本当に豊かになる。
だから野菜も根っこをしっかり張るし、水分も栄養も吸い上げられるからいいものができあがる。
結局食べ物も山や自然と離れては本来の野菜らしさをなくしてしまう。
自然と寄り添った食べ物は美味しさと栄養を恵みとして与えてくれるもの、らしいです。

有機農業って難しいですよね。
やりたくても手間はかかるし、野菜を売るにしても高値になるし、ここは国や市町の協力がないと広げていきにくい。
未来の子供たちの為にも何とかお願いしたいですよね。

本当の野菜の味を忘れてしまう前に原点に立ち返ってもう一度自然や環境と寄り添って食べ物について考えてみてはいかがでしょうか。

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第30回 スイゲンゼニタナゴの保護活動

2008/03/26 09:46
「たくさんの人たちに守られて保護・飼育活動が続けられています」

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福山市千田町にある盈進学園の環境科学研究部では1988年ごろからスイゲンゼニタナゴの保護・飼育活動を行なっています。

このスイゲンゼニタナゴ、タナゴの仲間なんですが非常に希少価値で絶滅危惧種でもあります。
どれくらい希少価値かと言いますと。

・生息地は広島県と岡山県と兵庫県一部のみ
・広島県でも3箇所しかいない上、確認できるのは極小数。
・産卵時の卵の数は2〜4粒のみ
・基本的なライフサイクルは1年


身体もタナゴの中では随分と小柄な4cm前後。
少ない卵は自然界では貝の中に生むのだそうですが、それでも万が一貝が死んでしまえば卵も道連れ。
生態そのものを見てみても、一度減少を始めてしまうと再び元通りに増やすには非常に困難な魚なわけです。

盈進学園の環境科学研究部の保護飼育活動に感銘を受けたシャープ福山工場LSI事業本部から3月11日、縦50cm横140cm高さ120cmのマイクロバブルタナゴ飼育水槽が送られました。

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シャープが開発したマイクロバブル発生装置から作り出されるマイクロバブルというとても細かい水の泡には微生物(バクテリア)の活動を活発にする効果があり、マイクロバブルで活性化されたバクテリアはスイゲンゼニタナゴが最も苦手とするアンモニア性窒素をより素早くたくさん分解してくれるのだそうです。
更に水槽の下には活性炭のろ過層、水槽内にある水草もそれぞれ水質浄化作用に一役買っており、非常にきれいな水を長期で維持できる二重三重の工夫がしてあるのです。
スイゲンゼニタナゴ、本当にきれいな水じゃないと住めないんです。

今回の水槽寄贈で環境科学研究部では更なる調査研究に取り組むとのこと。
保護活動からスイゲンゼニタナゴにとって住みやすい自然の追求まで進んでいけるといいですよね。

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第29回 鳥が教えてくれる環境問題

2008/03/13 11:57
「人間にも野鳥にも住みよい環境こそが本当にきれいな環境なんだよ」

34年連続水質ワースト1と不名誉なイメージがつきまとう芦田川ですが、実は野鳥の宝庫。
冬には多くの渡り鳥が越冬にやってきます。
そういう関係で鳥の観察会もよく行なわれていて、今回も3回ほど開催されたのだとか。
講師でよく招かれるのは芦田川沿いの福山市水呑町在住、日本鳥類保護連盟福山の梶野さん。
84歳のおじいちゃんながらとてもお元気で、長年、芦田川に住む鳥や季節ごとにやってくる渡り鳥を見てこられました。
で、今回、運良く梶野さんから野鳥についてお話をお伺いすることができました。

河口堰付近で午前中に見られる小さな鳥の群れはウミガモの一種であるホシハジロ。
夜の間に沖で魚を採って朝になると疲れを癒す為に羽に首を突っ込んで皆でおやすみなさいをしているところなんですね。
20羽くらいの群れが4つくらいあって「ぅお、結構いるじゃないのっ」と思ったんだけど、梶野さんのお話によるともうかなり減ってるんですって。
昔は1つの群れだけで100羽はいたのだそう。川が鳥で埋まっちゃうくらいだったということだから、それを知ってしまうとやっぱり相当少なくなってるんですよね。

少なくなった理由は何なのか。
お聞きしたところ、梶野さんは「周囲が人工的になりすぎたから」と答えてくださいました。
河口堰周辺は竹ヶ端競技場の目の前ということもあってか非常にきれいに整備されています。
川べりまで降りれるように護岸がコンクリートの階段みたいになってたり、憩いの場のような公園があったり、川は一面見渡せる水面で、歩道も舗装されているからジョギングする人やお散歩で通る人もたくさんいる。
でもそれは、人間にとって住みやすいだけで野鳥にとっては住みにくいらしい。
では。
野鳥にとって住みやすい環境とはどんな環境なのか。

・餌がたくさんある
・隠れる場所がある
・危害を加えられない


この3つの条件が揃ってないと野鳥は住みにくいんですって。
つまり。

・コンクリートで護岸が固められ、藻がないから魚がいない
・整備されすぎて休憩する為の中洲も身体を隠すアシもない
・身体を隠せない鳥を狙って危害を加えておどかす阿呆がいる


という3大悪条件が揃ってしまった芦田川は野鳥にとってのオアシスではなくなってきているのです。
だから、もっと住みよい場所を探して見つけることができればそこへ飛び立ってしまうでしょう。
そうなれば芦田川で野鳥を見ることは叶わなくなってしまいます。
今はまだ野鳥が来てくれている。
環境を立て直すにはまだ遅くないかもしれないでしょ。

さて。
野鳥の観察をする際、注意すべきことがあります。
それは、鳥に向かって手を伸ばさないこと、指を差さないこと、手を振らないこと。
「かわいいね〜」と手を振る行為でさえ野鳥は怖がるのだそうです。
隠れる場所が欲しいというくらい、本来臆病な鳥たちなのです。
なのに、手を伸ばすだけじゃ飽き足らず棒でつつこうとしたり石を投げたりする大馬鹿者がいるでしょ。
鳥さんはそういうの覚えてるんですって。
カラスだけじゃないんだよ、人間にされたことを覚えてるのって。
ただ、臆病な野鳥は仕返しではなくトラウマという形でもっともっと臆病になってしまう。
だから野鳥を見に行く時はさりげな〜く見てあげること。
ちらっと眺めて「元気だね」って思うくらいがちょうどいいのだそうです。
あと。
釣り糸の問題があります。
全国のフィッシャーマンの方、切れた釣り糸は回収できるものはきちんと回収して持って帰るようにしてください。
毎年、何羽かの野鳥が犠牲になっています。
足に巻きついたり、羽でぐるぐるともつれてしまったり。
動けなくなった鳥は自分で糸をとることはできないから保護されないと死を待つだけになってしまう。
偶然、釣りの途中で岩に引っかかって切れてしまったものは仕方がないけど、仕掛けを釣り糸につけたりなどという時に出る釣り糸を捨てなければ、鳥が被害に遭う確率は格段に減ると思うんです。
もし、釣り糸が絡んで大変な鳥を見かけたらすぐに市役所へ届けてくだされば梶野さんのような野鳥保護の方たちが飛んでいくそうです。
少しでも早く連絡をくれたなら命を救えるかもしれないから。
梶野さんはそうおっしゃっていましたよ。

野鳥にとっても人間にとっても住みよい環境。
それがいちばんの理想郷です。
もっと野鳥たちにとって住みよい環境が増えるように頑張っていきましょう。
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第28回 森林整備講習会

2008/03/05 11:18
「里山森林整備の技術者養成はどこの市町も急務なんです」

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里山や森林がほったらかしにされて荒廃しているというのに、多くの人が整備の仕方すら知らないという皮肉な現実。
なんとかして整備の仕方を若い世代に教え伝えていかないと。
そんな思いから福山市では2月17日、広島県東部森林組合(関連リンクはこちら)の方々を講師に招いての「森林講習会」を初めて蔵王憩いの森にて開催しました。
退職時期を迎えた団塊の世代を中心に参加者を公募したところ、平均年齢60代の男性23名、女性2名の合計25名が参加。

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草刈り機もチェーンソーも扱ったことがない人、ちょっとだけ使ったことがある人、よく使っている人、という3つの班に分かれて整備を開始しました。
整備実習に使った場所は蔵王憩いの森の頂上付近に当たる場所。
公園があったり広場があったり、ハイキングコースの側だったりするんですが、傾斜のない平面は初心者の方が、傾斜のきつい入り組んだ場所は扱い慣れてる方々がそれぞれ割り振られて草を刈り、折れたり枯れたりしている木はチェーンソーで伐採していきましたよ。

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男性は扱える方が多く、主に手入れの仕方を教わってる方が多かったです。
どうすれば上手く扱えるか、刃の手入れはどうすればいいのか等、説明書を読むだけじゃわからない現場の知識を教わっている方がたくさんいらっしゃいましたね。
整備も手慣れていてどんどんきれいになっていく。
こういう力仕事にも果敢に挑んだ女性たちは実生活で使えるようになりたいという確固たる目標を持って臨んでいらっしゃいました。
扱ったことなんか全くないから最初はびくびくしながらでしたが、最終的にはきちんと扱えるように成長されてました。
私もおじゃまさせていただいて機械を扱わせていただきましたが怖いっっ!!
やっぱり刃物ですし、電動なぶんパワーで相当身体が振られますし。
でもおかげさまでコツだけは掴めましたよ♪

この講習会で意外と困ったものが不法投棄されたゴミ。
拾うのがめんどいとかじゃないんですよ。
あれ、草刈り機に巻き込まれると手痛い事故に繋がるんですよね。
ビニール袋は刃にぐるんぐるんに絡まって取れなくなるし(すごい力とスピードで絡まるから洒落にならない)缶やペットボトルは弾くと下手するとこちらにすこーんっと飛んでくるんですよ。
こちらじゃなくても人様に当たれば大惨事。
だから「不法投棄禁止」っていうのは見栄えだのモラルだのの問題だけじゃないんですよ。
本当、整備する人にとって大変なんです。
だから、そういう意味でも気をつけていただければって思いますよね。

10:00〜15:00までという時間制限の中、参加者の皆さんの手で整備された場所には桜の木が植樹される予定だそうです。
終わった頃にはメンバーの連帯感もできあがっていたり、あまりにも楽しくて「まだやりたい」と思われた方もたくさんいらっしゃって、初の講習会は成功という結果となったようです。
今後もこの講習会は続けていく予定とのこと。
1回だけではなかなかマスターというわけにはいきませんが、少しでもたくさんの方に参加していただいて、一人でも多くの方が里山や森林整備ができるようになるといいですね。

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